小説
□ご乱心のお姫様
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その日クッパはいらついていた。
クッパ
「うぬぬぬ……まただ。またマリオに負けた…」
クッパは先程の試合でマリオに負けた。しかも4位というおまけつきで。
クッパ
「何故だ!何故、勝てぬ!!」
「何を叫んでいる。五月蝿いぞ」
クッパ
「!!……なんだ貴様か……ガノンドロフ…」
クッパに注意をしたのはガノンドロフであった。
ガノンドロフ
「まださっきの負けを引きずっているのか?……負けは負けなのだ……いい加減にしておけ」
クッパ
「お前に言われても、負けたイライラが倍増するだけだ……」
ガノンドロフ
「そうだな……貴様が4位でわしが1位だったからな……」
クッパ
「さりげに自慢か?くそっ……」
クッパはそう言いながらドスンドスンと音をたてて歩いていく。
ガノンドロフ
「………何処へ行く?」
クッパ
「ふん、外へ気晴らしに行くんだよ。……お前と話しているとイライラでどうにかなりそうだ…」
クッパは部屋からでていった。
ガノンドロフ
「……そこがあのヒゲに勝てない理由の一つではないのか…?…………まぁ…わしもリンクに勝てない所は同じ……か…」
ガノンドロフはふぅ…と深いため息をついた。