詩 置き場
□海
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この海の向こうに、あなたはいるのだろうか
この海の向こうに、「私」はいるのだろうか
浜辺に腰掛け、見つめる先には一面の海
海を見れば思い出す、あの笑顔・・・
苦しさで胸が張り裂けてしまう。
どうしていいか分からずに、私は砂を握りしめた。
声をあげて泣けば、海はその声を優しく包み込む。
怖くて苦しくて、寂しくて悔しくて・・・
その一つ一つの想いを、「あなた」は受け止めてくれた。
――――大好きだった
私のそばにいてくれた海はもうなく、寂しく海風が頬をなでた。
頬を伝った流れ星は、
水平線に消えて行った・・・
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