D.Gray-man BL
□愛トハ何カ
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自由に外に出られない、この閉ざされた場所で・・・
僕は見つけたんだ。
愛・・・を・・・
―――――――――・・・…
「よ、よろしくお願いします!」
「よろしく。新しい僕たちの仲間」
コムイが満面の笑みでこちらをみつめた。
「じゃあ、自己紹介してくれる?」
「あ、アレンです!今日からこの教団に入団しました。よろしくお願いします。」
「はい、良く出来ました。リナリー、アレン君を部屋に案内して。」
リナリーは、ボーっとしているアレンの顔を覗き込み、にっこりと笑った。
「行きましょうか」
広い教団の中を案内してもらっていると、
長くて綺麗な黒髪の少年とすれ違った。
「あの、り、リナリー?」
「?」
「今の人、何て名前ですか?」
「神田だよ。どうして?」
「あ、え、い・・・いや、早く教団の人の名前覚えなきゃなあ・・・なんて」
「そっかあ。人、たくさんいるから覚えるの大変だよぉ」
二人笑いあいながら、長い廊下を歩いて行った。
長い廊下を抜けると、部屋に到着した。
「ごめんね、疲れさせちゃったかな?」
「いえ、全然大丈夫です。楽しかったですから」
「良かった。ゆっくりしてね。」
「ありがとうございます!」