君のそばに
□第二話 葉のココロ
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「今日もモテモテだなぁ…」
毎日、何度も告白されている葉は相変わらず誰とも付き合っていないらしい。
『好きなヤツでもいんのかな…？』
胸がツキンと痛んで、ため息がでた。
『なんとか葉と仲良くなれないかな？』
突き放されてるわけでも、嫌われてるわけでもないのに、なぜか葉との距離は縮まらなかった。
仲が良くも悪くもない2人の間には確かな絆がなかった。
風に吹かれて枯れ葉が舞った。
『もうすぐテストだなぁ…』
「あっ!!…テストテストッ!!」
ふと浮かんだ案が確実な計画になり、思いが膨らむ。
『葉、頭よかったじゃん!!俺頭悪いし、教えてもらえるかも!!』
雅紀は自分の計画に思いを馳せた。