君のそばに
□第四話 傷
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角度を変えながら何度も唇を重ねせた。
雅紀はすっかり体に力が入らなくなり、葉の膝の上で大人しくなっていく。
2人の息は上がるばかりで、キスも徐々に激しくなっていった。
「なんで…こんな…」
雅紀は泣くのを我慢して聞いた。
泣き出しそうな顔に、葉は罪悪感を覚えた。
「泣かないで…」
そう言った葉は雅紀よりも辛そうだった。
雅紀はどうにでもなれ、と思った。
自分から葉に口付けると、耳元でそっと囁いた。
「葉の好きにして…」
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