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□Crying Hero
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ここは…
どこだろう
Crying Hero
彼から独立してそんなに日はたっていない
国民とバタバタとして開発していくこの大陸
毎日が充実していると言っても過言じゃない
でも彼を泣かせてしまった事は未だに心残りだ
でも引き下がるわけにはいかない
だって、彼の庇護なんてもういらない
だって俺は もう立派な国なんだ
「……」
昨日は皆で騒いで…それで…
これからの事を熱く語って…
それから
記憶は曖昧で なぜ自分がここにいるのか分からない
「アルー…」
どこかで聞いた…いや、よく知っている
だってこの声は
「……アーサー」
この間俺が独立をした彼の声だ
なんで、なんで…
だって、きっと彼の事だ…俺に会うなんて出来ないはずなんだ
ここは
どこ?