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□ベリーベリークリスマス
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恋人になって初めてのクリスマス


浮かれる時間なんてありはしない


ベリーベリークリスマス


生徒会主催のクリスマスパーティーなんていいんじゃない?


なんてある時サボり魔のフランシスがいやに張り切って意見を出してきた


「はぁ?」

「いいですね」


俺は大いに眉を寄せ、隣にいた書記の菊はニコリと笑ってそう言った


「ほらぁ お前のせいで生徒会って結構遠目がちにみられちゃうじゃない?だからさ」


いいと思うんだよね


フランシスがなんの考えでそう言っているのか分からないが、まぁむかつくがその通りな訳で


「…理事長に許可を得れればな」

「大丈夫大丈夫お前がオッケーならあっち即決だからさ」


ね?


二人ともニコニコと仕組んだように笑うのだ


なにか、あるな


そうあるはずもない超直感が語りかけた


「…仕方ねぇな」


その後、俺はこのとんでもクリスマスパーティーに振り回されることになるのだった
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