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□ワールド学園高等部
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君はたしかにある意味最強だね
ワールド学園高等部
長々と校長の話をきくなんて信じられない
俺は、アルフレッド=F=ジョーンズ
今年の春このワールド学園に入学したばかりの新入生だ
だけどこの学園はある意味凄いと聞いた
理由なんか知ったこっちゃない
一年から生徒会長している奴がいる…スゲー強いとだけ聞いた
一年生から生徒会長なんて、なれるものなんだ…
位にしか思わなかった
だけど、その、まさか目の前でユニークな恰好でこけている彼がまさか生徒会長なわけがないだろう
いやきっと間違いだ
生徒会長なんて腕章だってきっとなにかの間違いだろう
「いってぇ…ばかぁ!どこ見てあるいて…あれ?」
いきなり大声で喚かれ少し眉を寄せる
眉を…ってこの人凄い眉毛だ 凛々しいにもほどがあるよ
なにを食べたらそうなるのか聞きたいよ
もし聞けたら双子のマシューで試してみよう
「新入生か?あれ?今入学式だろ?」
「あんなおっさんの長話なんて疲れるじゃないか」
「へ?あ…そうか…じゃなくて!出なきゃダメだろ!!」
「もう うるさい眉毛だなぁ」
「ま!?眉毛っていうなばかぁ!!!俺の名前はアーサー・カークランド、生徒会長だ」
「あ…やっぱり君生徒会長なんだ」
「わかってたのかよ…ちっ…ほらさっさと式に戻れ」
「やーなこった!今更帰ってなんになるんだよ ていうか、いつまでそのままでいる気だい?」
彼はまだ地面とハグをしているのだ
「うるせぇよばかぁ」
これが彼との出会いだった