柳君とZzz

□革靴を濡らして
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キラキラした世界はいつの間にか夕日の出る時間になっていて


一歩踏み出せばそこには


水溜りがあったのです。







革靴を濡らして








あまりにも今日はいろんなことがありすぎて、あまりにも柳君を意識してしまってやってしまったことだとしても



「革靴濡らすとか馬鹿みたい。」

昼にキラキラ光っていたその水溜りは今さっきまで私が浸かっていたために波紋が広がっている。


しょうがないから近くの花壇の角に腰を下ろす。


私は今日柳君に告白を・・・・


「されたのよね?」


わたし・・・好きって言われてないよね。

私の勘違いなんじゃない!?

「そしたら私ほんとに阿呆だよね。」


一人で舞い上がって一人で水かぶって・・


「柳君のばか。」

「ほう、俺が馬鹿だと。」


驚いて上から聞こえる声を仰ぎ見れば


「や、柳君!?」

そこに立っていたのはご本人でした。
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