遊戯王GX長編小説

□第九話 制裁デュエル
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今日は特に変わらない日だった。一人を除いては…


試験でクロノスから協力して貰ったにも関わらず、十代に負けた万丈目がついにクロノスから見放され、席が端っこに移動させられてしまった。

このため周りにいた取り巻き達すらも彼を馬鹿にするようになった。

双子「烏頭ざまぁ」

彩斗「俺の情報だと明日、三沢とデュエルして三沢が勝ったら三沢がブルー寮に行くんだってよ」

双子「なんだと……あんな烏頭に勝っただけでブルーに上がれるなんてズルいぞ三沢ぁぁぁ!!」

彩斗(俺は元々興味がないし……まぁダラダラとレッドで学園生活を楽しんで過ごすさ……眠い)

二人が話したように明日、三沢と万丈目のデュエルがある。

ブルーの万丈目がイエローの三沢に負けるという事は、降格処分も有り得るという事だ。

この話しは刑雄の耳にもすぐに届いた。

刑雄「ついにあいつも終わりだな。今のあいつが三沢に勝てるなど到底思えん」

将軍『確かにそうですね。エスカレーター式でぬくぬく上がってきた者とは違い、三沢殿は努力をして一番でここに入ってきたくらいの実力者ですから十中八九、三沢殿の勝利だと思いますな』

やはり二人の予想は三沢の勝利という事となったのだが──

刑雄「しかし……奴の事だ。何かしら裏で動き三沢を潰すつもりだろう」

将軍『それでしたら誰か見張りが必要ですね』

そういって二人はニヤリと笑った。

明らかになにか企んでいます……
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