Eternalrevolution

□森の魔物
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「多分そうなる」

ランタンを下に翳し、足元を重点的に捜す。

しかし、狩人の姿はなかなか見付からない。

「魔族って…ヒトをたべるのか?」

呟けば、キャズがさらに顔を青くする。

「あの子に言えないよ…食べられたなんて」

「ずっと帰らない兄貴を待つ方が、残酷だと思うけど」

「…まあ、そうかもしれないけどさ」

無事でありますようにと祈りながら、キャズは辺りを見回す。すると、上からガサガサと聞こえる音。

「ザック、上!」

声に気付き、ザックが上にランタンを翳す。
その途端、何匹もの魔族が2人を目掛けて突っ込んできた!

「キャズ、避けろ!」

ザックも避けながら、キャズに叫ぶ。
キャズは魔族を避け、青いマナを手に集めた。

「凍れ!」

魔族に放つと、羽根を凍らされた魔族が足元に落ちる。

「結構出てきたな!」

ザックも魔族を燃やしていく。

赤と青のマナが落ち着く頃には、魔族は炭屑か氷塊になっていた。

「この森は、魔族の巣みたいだな。狩人捜しは諦めた方がよさそうだ」

ザックはそう言い、落としたランタンを掴む。
しかし、キャズはまだ森の奥を見つめていた。

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