話(藤汰)

□現在。
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なぁ、仁王。
お前がいなくなってもう一年経つけどさ
俺は俺なりに頑張ってるぜぃ。

仲間にもたまに会うし、昔試合した、青学とか他校の奴とも結構仲良くしてる。
たまにその中にお前がいなくて泣きたくなる時もあるけど。
あの時みたいにお前との出会いを後悔するなんてことはもうない。

お前が急にいなくなっちまったときは
信じてもいなかった神様とかを恨んだぜぃ。
なんで仁王が死なないといけないのか、
なぜ仁王だったのか。
それだけをずっと考えてた。

今も答えはわかんねぇけど、俺はとにかく今を生きてて、お前はもういない。

でもさ今だから分かることもあるんだ。
お前はまだ俺のすぐそばにいること。
だってお前俺にベタ惚れだっただろぃ?
俺もお前に負けないくらい大好きで仕方なかったけどよ。

お前が最後に言ってた言葉の意味も今だから分かるんだ。

『例え、死んだとしても、俺はブンちゃんと一緒に生きて絶対ブンちゃんを守る』

死んでんのに生きてなんて矛盾してるだろって話。
そん時はあいつペテン師だから、訳の分からん事言ってんのかなって思ったけど

『例え、死んだとしても、俺はブンちゃんが死ぬまでずっとそばでブンちゃんを守る』

そういう意味だろぃ?
そういう事は素直に言えっつーの。

でもそうゆうところも全部大好きなんだ。
どんな恋をしてみてもお前以上の恋人なんて見つからない。
お前が死んだ今でも愛しくて大好きで仕方ないけどお前はもういなくなっちまった。
あの銀色の髪に触れることも、
目を合わせることもできないけど

大好きだから。

俺の人生お前にやるよ。
ただお前への愛を貫いて生きてやる。

こんなにもお前を想って
どうにもならないくらい好きにさせたんだから


これからも俺を守り続けろよ。


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アトガキ

死ネタ(?)です。
仁王くんが死んだ理由は読んで頂いた方の
想像にお任せってカンジで。(人任せだな)

因みに私の妄…想像では
病気or事故ですね。

なんかそれぞれの設定説明してたらすんごいながくなりそうなので失礼します。

有り難うございました。

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