創作書物

□辺境戦国志(設定など)
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◇ノスロー城
バハカルンの東、ノスロータウンの北、カキャボの北東に位置する城。地方領主ノスロー候の居城。

代々改築と増築が繰り返され、威風堂々とした城になっている。

城下町はそこそこ発展しており、商業が盛んで貴族屋敷が建ち並んでいる。

名物はノスローの城に見立てたケーキ。


◇グルダラ
北蛮の北西部にある都市。
もと多民族連合国家の支配都市。

高原にあり、移動用の小龍の巣が多数存在する。

交通の要衝故に農業と産業が発達しており、人口も多い。

因みにグルダラから更に北西に向かった所には荒れ果てた大地に嘗ては栄華を誇った亡国の跡があり、アルギスのクローン達は其処でひっそりと暮らしている。


◇グルダラ高原
北蛮の北西部に広がる高原。

口を塞がれては難攻不落と言われていたが、デスガンは僅か二時間でグルダラ高原を制圧した。


◇キュディフ
北蛮の西部に位置する都市。

河川と河川の間にあり、水軍の養成が盛ん。

洪水の季節には地下水が染み出して都市の周囲が沼地や湖に変化する。

移動手段は船であり、漁業が盛んでもある。

魚と蛙を足したような異形・ドシィフィルが頻繁に現れるが、キュディフの人々に取っては御馳走である。

尚、ドシィフィルは全身が食用らしい。


◇ロヴォーシャ
北蛮南西部に位置する都市。

もと水賊連合ロヴォーシャの本拠地。

ロヴォーシャ水軍を始めとする強力な水軍があり、潜水術や弓銃の扱いに長けた者が多い。

キュディフと同じく、洪水の時期には地下水が滲み出て平地が沼地に、湿地帯が湖になり、湖の上にある都市の様な感じになる。

民の殆どは船で寝泊まりして生活する。

名物は頑丈な船に魚介類の料理や特製海藻サラダなど。

◇モンシャ村、モンシャ大橋
ロヴォーシャの東に位置する村。

河川を横断する為の大橋が架けられており、村の東西に関所が設けられている。

通行の要衝故に北蛮三国時代には三大勢力をふっかけて莫大な富を独占したが、北蛮統一を成し遂げたバラィスによって富は没収され、役人は処罰された。


◇バズス城塞
モンシャ村から南東に向かった国境付近にある城塞。

国境を守る古い城塞であり、其処から東南に行くとサイレス塞が、更に東に行けば古戦場がある。

□北方辺境
北蛮大陸及びノスロー城・ラダミーア・タスダン北部の国境から更に北へ行くと北方辺境に入る。

名の通り最果ての辺境地で、異民族の部族同士の争いや略奪が絶えない。

北方辺境は弓馬の扱いに長けた異民族が数多く住む地であり、草原や乾燥した大地が広がっている。

◇キトゥス
北方辺境南部の町。位置的にはノスロー城の北にある。

良馬の放牧地と乳飲料が有名であり、キトゥス付近には馬と兎獣等が放し飼いにされている。

カキャボ、ノスロー、バハカルンと同じく、北方辺境の異民族と北蛮の民族、中央の民族の交流が盛んで、混血の民族が多数在住している。

後にノスローの領地となり、カナフ・クシャゼリアの統治によって発展した。

◇ツプ
キトゥスから北東に位置する丘陵地に土着している少数民族の拠点。

人口は五千人あまり。

特産品は砂糖黍に似た甘い植物と獣乳酒、チーズ、ヨーグルトなど。

ツプの民族は山岳戦を得意とし、遠近の錯覚や高低差を生かした戦い方で他の民族の侵攻を許さなかったという。

長い間独立性を保っていたが、ノスローの融和政策に心服し、カナフ・クシャゼリアの統治を受けて繁栄した。

カナフが流刑にされると、ツプの民族はノスローから独立した。

◇ギュレムス
北方辺境南部の地域で、ムバラから更に北に行った所にある。

多民族連合国家があった影響で独自の勢力を持った軍閥が多い地域である。

※バラィスの北蛮統一前は数十万の大軍がギュレムスに集まり、北蛮大陸や中央に屡々侵攻して略奪や暴行を働いた。

後期には軍閥の力が弱まり、ノスローのカナフ・クシャゼリアによって解体されたという。
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