銀×土

□糖分
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肩の手を払い除けるように肩を動かし、振り返った。

「んなワケなぃだろ…た、ただ…」
「"ただ…"何?」

銀時は土方の耳元でささやくように言った。
すると、みるみるうちに顔の赤さが増していく土方。

それを見て、「かわいい奴め、」なんて言ったら斬られるだろうか…。

「べ…別に…。」
「ふぅーん。
…まぁ、いいや!歳が、俺のところに来てくれるんなら!!」

子どものように"ニカッ"と笑い、土方の手を握り、進路を自分の家(店?)に向ける。

「ちょ…」

ぐぃぐぃと引っ張られる土方は口では色々言うが、内心は嬉しそうにはにかんでいた。

「…ねぇー歳、お団子買って?」

行きつけの団子屋の前で、銀時は足を止めた。

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