†捧げ物†

□シェイプアップ週間
3ページ/6ページ

「会社で流行ってるんだと。コンさんに勧められてさ、やってみる事にしたんだ。マイキーズ・ブートキャンプ…だったかな」
「そういえばこっちでも話の種になってたねぇ…効くのかい?」
「んっ、結構な。てか速いから割と大変だぜ」
足を持ち上げ、腕を引きながらTシャツとジャージという身形で励む孫市に慶次はニヤリと笑って腕を掴んだ。その反動で孫市は慶次の胸元に引っ張られる。
「うわっ!?」



ドサッと言う音と共に慶次の胸にダイブしてしまった孫市は引っ張った本人をジロリと睨む。
「何すんだよ、慶次」
「いや、お前さんがあんまり誘惑するもんだからついつい受けて立とうと思ってな」
何を言っているんだ、この阿呆ライオン。と孫市は呆れ顔で見やるが、手が危ない方向へ赴き、それどころでは無い。
孫市は思わず顎にキツいストレートをお見舞いしてしまった。








ドカッ!!
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ