†捧げ物†

□甘いTreatよりTrickを
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「…何だよ」




「済まないねぇ、もう我慢出来ないね」
「は?え?ちょと…ギャアアァァァッ!!」
金髪の魔王は艶やかなインキュバスを肩に引っ提げ、闇に消えていった。















「雑賀先生!遅かったですね」
「孫ちゃん先生どうしたの〜?何か元気無いよ?」
1時間後、漸く来た孫市と慶次を、キルケに扮する貂蝉とニンフに扮する小喬が出迎えた。




しかし孫市は腰を押さえながらやっとの思いで歩いており、反対に慶次はやたらとスッキリした表情。
「あ、ああ…大丈夫……それより…何て美しいキルケなんだ…世界広しと言えど貴女程美しく魅惑的なキルケはいないね」
「まぁ、有難う御座います」
腰の調子が悪かろうと何だろうと口だけは普段と変わらぬ饒舌さで貂蝉を口説く。




「ねね、孫ちゃんセンセ、お菓子頂戴!」
「分かってるぜ、可愛らしいニンフさん。合言葉は?」
「『Trick or treat』!!」
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