†捧げ物†

□確かな答え
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遠呂智によって中国の三国時代と日本の戦国時代が共に異世界にて一緒になってしまった。




初めこそは信じられず夢だと思っていた孫市も、雑賀衆の皆ともはぐれてしまい、いよいよ現実だと思わざるを得なくなった。
そして遠呂智領に潜り込み、暫くは遠呂智軍と単独で戦っていた。




その途中で出会った趙雲に幸村達と同行する事になり、とうとう旧友の政宗と街亭にて一戦交えようとしていた時。




ふと、思い出した金髪。










―風の噂では遠呂智軍に付き、遠呂智の友人だと自称していると聞く。強い者に惹かれるあいつらしいなと孫市は聞いた時に思った。




しかし慶次が向こうにいては分が悪い。何と言っても戦国一の傾奇者なのだ。強くいざという時に頼りになる者がいる程士気に関わる。




孫市が考えあぐねている時、幕舎に慌てて祝融が駆け込んで来た。
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