少年の手帳
□伯爵夫人《遊女》への悪戯
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滴るシズク
溜まりに溜まり流れついたその先には…………
白いハンカチでゎなく太陽の香りを忘れたシーツ
嗚呼人臭い金臭い
欲に溺れた伯爵夫人
なんて気持ち悪いんだろう
僕たちゎまた今日もココで眠らなくちゃいけないの?
胸が熱く苦しい気味が悪い
伯爵夫人ゎとても醜い
僕たちを毎晩しぼりだし《なかさせる》なら
僕たちが一度しぼり《ながさせる》かな
今日夜もだ…
白濁でどろっとしたものが流れた。
もう一つね…
赤黒いどろっとしたものも流れた。
僕たちゎ何も着ていなかったけど、笑いながらこの《拷問所》部屋からとびだし散らばった。
『今夜ゎ伯爵夫人がシーツを汚したよ。』
『僕たちと違う赤くて黒いのでたよ。』
『噴水みたいにドクドクしてる。』
『気持ち悪ーい。』
アハハハ………クスクスクス…
果てた体わいつまでも横たわっていた。