少年の手帳

□伯爵夫人《遊女》への悪戯
1ページ/1ページ

滴るシズク

溜まりに溜まり流れついたその先には…………

白いハンカチでゎなく太陽の香りを忘れたシーツ

嗚呼人臭い金臭い
欲に溺れた伯爵夫人
なんて気持ち悪いんだろう

僕たちゎまた今日もココで眠らなくちゃいけないの?

胸が熱く苦しい気味が悪い
伯爵夫人ゎとても醜い

僕たちを毎晩しぼりだし《なかさせる》なら
僕たちが一度しぼり《ながさせる》かな

今日夜もだ…
白濁でどろっとしたものが流れた。
もう一つね…
赤黒いどろっとしたものも流れた。

僕たちゎ何も着ていなかったけど、笑いながらこの《拷問所》部屋からとびだし散らばった。


『今夜ゎ伯爵夫人がシーツを汚したよ。』
『僕たちと違う赤くて黒いのでたよ。』
『噴水みたいにドクドクしてる。』
『気持ち悪ーい。』

アハハハ………クスクスクス…

果てた体わいつまでも横たわっていた。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ