少年の手帳

□おいで…おいで…
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外の世界に夢を見て
病院のベッドに縛り付け

その生活から逃げるように
子供達ゎ飛びたつ


点滴の袋を支えた鉄が響けばそれゎ合図



次々と飛びたつ子供達ゎ

鳥のように力強く
蝶のように可憐で


笑顔で落ちた…

『ふふっ…愛しくて憎い、この世界にさよならだ…』

それが最後の少年の言葉だった

下にゎ血溜まり
上にゎ日だまり


風ゎカーテンと踊っていた

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