お題
□愛とはつまりどうしようもないもの
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[愛とはつまりどうしようもないもの]
それでは、仕方が無いか
その身体は細過ぎるのに、重量が半端無く重い。
どうしてその足で歩けるのだろうかと、疑問に思う程だ。
無機質な彼を、自分の同僚は何故か愛している。
本当に何故なんだろうか、と考えを巡らせるが自分の納得できる答えは出てこない。
『無理に決まってるじゃねぇか』
『自分の事棚に上げてか?』
しかし自分の好いている相手は、機械だがそれは半分だ。
全身無機物な奴を愛している、目の前の人物に言われたくない。
『五月蝿い お前の場合は相手の方がお前に興味が無いみたいじゃねぇか』