小説の小箱(テニス)
□君が好き
1ページ/10ページ
「お〜〜い! マァムシィ〜〜〜〜!」
・・・・・・・んだよ。
君が好き
「あのさー、えーっと・・・・・・あ、そうだ物理の教科書貸してくれよ」
「何で俺なんだよ」
「そりゃおめえ・・・・・・・・・・」
「・・・んだよ、モモシロ」
「いや、なんでもねえっ!! とにかく・・・・・・貸してくれねえ?」
「―――ッたく・・・・・・・・・ほらよ」
「おおおっ!! サンキュー!! じゃあなっ! マムシ!!」
「マムシって呼ぶな・・・・・・」
何なんだアイツは。
と、思ったけれどチャイムが鳴ったので俺は次の授業―――数学の用意をした。
「んあ〜〜〜っ!!! 終わった〜〜〜!!」
クラスの奴らが騒いでる。
そりゃああの数学じゃあな。
次は英語。俺の得意科目だ。
終わった。
次は物理―――――ん?
アイツにまだ教科書返してもらってねえや・・・・・・・・・