short

□A poor man
1ページ/1ページ



その発言は反則だ



A poor man



最近ねぇ,アイツの成長が目に見えて速いんだよね やっぱり女なんだよなぁ

あ?誰の事だって?
神楽だよ神楽ぁ

今だって目の前でその白い足を惜し気もなく曝してるんだぞ

思わず凝視してしまいそうになるのを抑え視線はテレビへ

でも頭の中はブラウン管が流す情報なんか理解してなくて,神楽の胸少し大きくなったんじゃね とか足が引き締まってきたとか 情けないというか男の性というか
どうしようもない分析が始まる

そのせいか隣に近づく気配に全く気付かなくて

「銀ちゃん」

「うおっ!!な 何だよ」

「何どもってるネ」

「…どもってねーよ。んだよ」

ヤベーヤベー

危うく俺の脳内でバカな一人劇場が始まるところだった

妄想もここまでくると病気だな
なんて思っていたら

「あのネ,最近 銀ちゃんの視線が気になるネ。」

「…は?」

神楽の問題発言その1に驚きを隠せない

「銀ちゃん最近私を見る目が妖しいネ。ロリコンか。コノヤロー」

マジで?バレてた?ウソ?いや…マジで?

「な〜に言ってんだよ。銀さん全然ロリコンじゃないからね?ホラ見てみ。こんな死んだ目のどこに邪な心が映ってるんだよ。お前の勘違いだ。」

何とか誤魔化したが,自分でも苦しい言い訳なのは分かっていた


(新八ぃぃぃ!!あのメガネどこ行ったんだぁ!?早く帰ってこぉい!!)

心の中でどうやってこの嫌な空気を解消しようか考えていたが意外に神楽は「ふ〜ん」と言って納得したようだった

銀時は神楽の反応を見て静かに息をついた


神楽の問題発言その2を聞くまでは

「別に勘違いじゃなくても良かったネ」

…前言撤回 新八まだ帰ってくんな



end




・・・何か色々スミマセン。
ていうか記念すべき第一号SSが
コレって どんだけ〜






[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ