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□想夜
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「銀ちゃん…」



あぁ



また来たのか



想夜




いつからだろう

「銀ちゃん…眠れないのヨ…」

神楽が寝むれないと言って夜遅く,自分のところに来るようになったのは

銀時は横でスヤスヤと眠る少女を見やる


何故


さっきまで駄々をこねていたくせに

グッスリじゃねぇか,バカ

不眠というのは気の問題だ

寝れないって思うから寝れねぇんだよ

心中で呟いて思わずため息


「お前は本当に…」


囁くように声に出してそのサラサラの髪を撫でる

こんな風に神楽がくる夜は心がザワついて仕方がない

ギュッとその細い身体に手を通して髪に顔を埋める



心地良くて
気持ち良くて
安心する

同時に腹ただしい

その安心感が自分を染めてしまいそうで

自分までもが,この少女無しでは眠れなくなってしまいそうで


「…俺は…子供か…」


一生一緒なら問題無い

だけどそうではない

お前には夢があり

それはココにいては叶う事はないのだから

腰に回していた腕を外し、少女から背を向ける

きっと

お前が居なくなったら

俺は眠れない日々を過ごすのだ

いつか出ていく奴が

甘えて
すりよって
その存在を残すなよ


「俺をこれ以上ダメにしないでくれ・・・」


銀時の声は藍色の闇に溶けていった













リハビリ作品その1

大 失 敗 !!!
なんか銀さんが乙女だ

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