麻雀物語
少し昔の話をしてみるとしようか。
確か高1の頃だったように思う。
当時、「和田」と「福田」というツレがいた。
俺は奴らから麻雀を学んだんだった…。
テーブルの上にマットを敷き手積みで点3の麻雀を始めた。
3人で萬子も入れて王牌ギリギリまでツモる麻雀。
今思えば面白くないが、3人ともヘタだったので嫌でもテンパイできるルールはよかった。
ツモる牌が多い為、四暗刻は珍しい役満ではなかった。
俺がやる度に四暗刻をあがる為、「四暗刻のプロ」と呼ばれたりした。
「役満なんて簡単。」
本気でそう思っていた俺、まだ麻雀歴1ヶ月の頃である。