その鳥は、春を告げる
注いだ雨には 温もりを
雪どけの風に 花の香を
ときおり、人は
春の遠さを ふと嘆く
やさしく鳴いた
うぐいす、一羽
ひとつ声 届くといい
誰よりも、春を待つ人に
夜が乞うものに祈って往く



[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ