短編
□クリスマス?いえ苦しみます。
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「ねえねえ準さんっ」
「んー…なに」
「準さん、今日部活終わったらオレんち来ない?」
昼休み、準さんの教室に来た。
基本毎日のように2年生の教室に出入りしてるオレ。だから準さんのクラスはオレみたいな1年生が来たって何も言わない。
準さんは昼休みいっつも寝てる。
きっと昨日もゲームやってたんだろうなあ。だってこの前「買った」って喜んでたもんなあ…――F〇13。
「…今日?」
「うん。あ、ゲームするからってのは無しだよ」
「…………ケチ」
「ゲームなんていつでも出来るでしょ。その反応なら予定はない?」
「いや………ある」
「え、あるの?」
意外だ。あ、失礼な意味じゃないよ。
うーん、予定って何かな。気になる。
「どっか行くの?」
「どうだっていいだろ……ちょ、眠いから…」
「いくないっ。準さんゲームやり過ぎ。部活終わってからゲームとか、何時までやってたのっ」
「………………4時」
「最悪!」
この人……今日朝練ないからってやってたなっ!体壊したいのっ!?
予定の内容は聞けなかったけど、準さんとデートは無理でした。
すごいショックだ……。
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