短編

□神様<貴方
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「好き、準さん」

「……」

「好き、大好き」

「……」

「準さんが大好き」

「……」

「もう準さんがいないとダメになるかもしれない位好き」

「……」

「準さんの為だったら神様も捨てれそう」

「……」

「準さ」

「もういい」

「……」

「そんな……神様も捨てれそうとか言うなよ」

「…だってホントにそう思うんだもん」

「そんなの聞きたくない」

「……」

「……」

「……じゃあ訂正するね」











準さんといれないなら



神様なんかいらない






(何が違うんだよ)

(俺は神様を捨てれるような立場じゃないから)
(同性愛を神様が許さないんなら)
(準さんとずっと一緒にいる事が許されないんなら)





そんな神様



いらない









「……俺は神様を愛してる利央が好きだよ」




(そんなに俺を愛さないで)



(俺まで同じ事を思ってしまいそう)




「…好きだよ。利央」



‖END‖
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