□災難
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「龍、お前良い格好してるな」


授業中こそりと横の京介が話しかけてきた。

「うるせぇ。好きでこんな格好してるわけじゃねぇーよ」


くるくるペンを回わしながらも黒板はちゃんと見る。
俺って何気に真面目だから。
それに比べて京介はぐてぇ〜と、机に寝て腕に顔を乗せて俺を見上げている。


「姐さんの案?」
「いや、これは翔さんの案」


母さんの案なら俺は間違いなくオタクだったはずだ。


「へー。姐さんが何もしないなんて珍しいな」


京介はよく俺んちに遊びに来てて、G-beastの中で一番母さんの被害を受けている。







「いや・・・・・・・絶対なんかある。多分もうなんか仕掛けてるよ」




頭痛くなってきた。
かもなー。とか暢気に笑ってる京介をよそに俺は頭を抱えた。
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