BLEACH

□暑いのは君のせい
1ページ/4ページ

「あ〜…暑い!」

 廊下を歩きながら手でパタパタと自分の顔に風を送る。
 夏も終わりだっていうのに、暑すぎない?どうなってんだろう。
 こう暑かったら食欲もあまり湧かない。折角の昼休憩だが、私は簡単に食事を済ませ、残りの時間を持て余していた。

「マユリの所にでもいこっかな〜」

 涼しい場所と恋人の顔を見たくなり、私は技術開発局へと足を運んだ。


「マユリ〜!」

 ドアを勢いよく開けると、画面と睨めっこをしているマユリがいた。恋人が来たというのにこちらをチラリとも見ない。
 ま、いつものことだけど。

「何の用だネ」
「用事がないときちゃだめ?」
「イヤ…」

 マユリはそれっきり仕事へと戻ってしまった。私はソファに腰掛けマユリの背中を眺める。
 かまって欲しいけど、マユリが忙しいのは知ってるし、少し我慢してみる。
 好きな人と一緒にいるっていうだけで、嬉しいし。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ