BLEACH
□暑いのは君のせい
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「あ〜…暑い!」
廊下を歩きながら手でパタパタと自分の顔に風を送る。
夏も終わりだっていうのに、暑すぎない?どうなってんだろう。
こう暑かったら食欲もあまり湧かない。折角の昼休憩だが、私は簡単に食事を済ませ、残りの時間を持て余していた。
「マユリの所にでもいこっかな〜」
涼しい場所と恋人の顔を見たくなり、私は技術開発局へと足を運んだ。
「マユリ〜!」
ドアを勢いよく開けると、画面と睨めっこをしているマユリがいた。恋人が来たというのにこちらをチラリとも見ない。
ま、いつものことだけど。
「何の用だネ」
「用事がないときちゃだめ?」
「イヤ…」
マユリはそれっきり仕事へと戻ってしまった。私はソファに腰掛けマユリの背中を眺める。
かまって欲しいけど、マユリが忙しいのは知ってるし、少し我慢してみる。
好きな人と一緒にいるっていうだけで、嬉しいし。