BLEACH

□暑いのは君のせい
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「お前、仕事はいいのかね」
「ん?今は休憩時間だよ。休憩時間には休憩しないと」
「…もうそんな時間だったかネ」

 マユリは時計を見ると、仕事をやめてこちらを向いた。

「昼食は?」
「んー。一応食べたけど、あんまりお腹減ってないんだよねー」

 マユリは少し考えるように上を向くと、私の横に座った。

「どうしたの?」
「私も少し休憩するヨ」
「ご飯は?」
「お前は食べないんだろう。なら要らないよ」

 マユリはソファにもたれかかり、天井をぼーっと見ている。休憩なんて言いながら頭の中では研究について考えてるんだろうな。
 天井を見つめるマユリの顔をじっと見ていたら目があった。

「なんだネ」
「んーん。カッコいいなって思っただけだよ」
「…フン、この馬鹿が」

 マユリは上半身だけを起こすと私に軽く口付けた。そのままソファに押し倒される。

「あ。ま、待った…」
「なんだ。仕事なら少し遅れても問題ないだろう」
「そうじゃなくて…。汗、かいてるから」

 マユリは少し不思議そうな顔をした後首に顔を近づけた。
 流石に恥ずかしくなって、マユリの肩を押すが、やっぱりびくともしない。
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