記憶のカケラ
□1話
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賀喜遥香side...
賀喜「行っちゃった...」
今日は朝練がなく、私は大の仲良しのやんちゃん、ゆんちゃんと学校へ登校した。
すると、正門で何やら困っている人がいた。
見兼ねた私は声をかけようか悩んでいたら、向こうから話しかけてきた。
どうやら転校生だったみたい。
職員室の場所が分からないと言う彼、やんちゃんやゆんちゃんに案内してあげてって言われて私も困惑した。
確かに案内してあげたいけど、行くなら3人で行けば良いのかなって思ってたからビックリして...
でも彼も困ってたから私は彼を連れて職員室へ案内しに行った。
2人には先に教室へ行ってもらう事にした。
職員室へ向かってる時、お互いに会話がなく只々2人並んで歩いている。
チラッと横顔を見ると、凄い整っていて綺麗な顔をしてる。
身長も高くて細い、言わばイケメンって奴?そんな部類に入ってる感じ。
無言の中、あっという間に職員室の階に着き、そこからの行き方を教えてあげた。
私は最後に名前を聞こうと思ったんだけど、彼は場所が分かった瞬間そそくさと職員室へと行ってしまった...
私は何かモヤモヤした気持ちをしながら自分の教室へと向かった...
金川「あ、カッキーおかえり!」
柴田「案内ご苦労様でした」
賀喜「うん、ありがとう、でも名前聞くの忘れちゃった」
金川「まぁこの時期に転校してくるって事は1年生かな?」
柴田「かもね〜、口調も柔らかい感じだったし」
金川「でもさ、カッコ良くなかった!?」
柴田「確かに、身長も高くて良い細さの体だったよね!」
賀喜「2人共〜、彼氏いるのにそんな事言ってて良いの〜?」
金川「これぐらい言うのは大丈夫よ!」
柴田「そうそう!」
賀喜「そんなもんなの?」
教室に着いた私は2人と転校生の話をしていた。
そんな時に朝練してた男子が教室へとやってきた。