短編@
□素直に...
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男主side...
どうも、賀喜貴幸です。
賀喜って名前が珍しいって?
まぁそうなるよねw
なんてったってこの賀喜って名字、あの有名なアイドルグループ、乃木坂46の賀喜遥香と同じ。
そりゃそうだ、だって俺の妹だから!
皆がしってる遥香は、4期を纏めるお姉さん的存在で、しっかり者でメンバーにモテモテ。
だから頼られる事も多いし、先輩方にも信頼されている。
と、番組でこの話をしてるのを観た。
けど、実際の遥香はそうではない。
『おはよう遥香』
遥香「...ん」
『ご飯出来てるから食べな』
遥香「ん」
見ましたか?遥香はツンデレなのか、反抗期なのか知りませんが、最低限の会話しかしません。
俺達は親がいない。
俺が10歳の頃、母親が遥香を産んで、遥香がまだ1歳だった頃、母親が元々持ってた病気で亡くなった...
その後俺達は、施設で過ごした。
俺が18歳、高校卒業した頃、大学に通いながら、まだ小学生の遥香を面倒見ながら、遥香をこの手で育ててきた。
そして遥香が16歳の時、遥香が急に俺に向かってこう答えた。
遥香「あのさ、ちょっと良い?」
『おぅ、どうした?』
遥香「これ、受けようと思ってるんだけど...」
『え?...乃木坂46、4期生オーディション?』
遥香「...うん」
『乃木坂46って、あのアイドルグループの?』
遥香「...そう」
『また急にどうして?』
遥香「...別に、特に理由はないけど...
強いて言えば、いつまでも兄貴に頼ってばっかりいられないから」
『そうか、遥香がやってみたいって言うなら俺は反対しないよ。
でもね、これだけは覚えといて』
『アイドルになるって事は、ダンス踊らないといけなくなるし、歌も歌わないといけない。
今まで以上に大変になると思う』
『まぁでも、遥香ならそれは大丈夫だな!
遥香は強い子だから!
だから、頑張れよ遥香!』
遥香「ん...うるさい...そんなの分かってる...」
こうして遥香は、乃木坂46、4期生オーディションを受ける事になった。
そして、遥香は無事に、乃木坂46、4期生オーディションに受かった。