記憶のカケラ

□5話
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男主side...






























放課後、僕は委員会の為図書室へと向かう。

ドアを開け、準備を始める。

遠藤さんはまだ来てない。

でも、何やるかは中学の時でやった事があるからある程度は知ってる。

だからのんびりと受付をしながら本を読む。

そして、受付をした10分後ぐらいに遠藤が来た。
























遠藤「ごめん!豊里君遅くなっちゃった...!」


『大丈夫だよ遠藤さん、走ってきて疲れたでしょ?ちょっと休憩してて良いよ』


遠藤「いや、大丈夫!すぐ準備する!」


『良いから、ゆっくり休みな、僕の初仕事でもあるんだし、ちょっと休んでからで大丈夫だよ』


遠藤「豊里君...ありがとう...」


『いえいえ』


























遠藤さんを少し休ませ、僕はまた仕事へと戻った。

10分休ませた後、遠藤さんと一緒に仕事を始めた。






























遠藤「凄いね豊里君、もう仕事出来るんだね!」


『まぁ中学の時にやってたしある程度はね』


遠藤「そっか!心強くて安心!」


『そんな大袈裟なw』


遠藤「あ!笑った!」


『え?』


遠藤「豊里君昨日笑ってなかったから...」


『あぁ』




























あんまり笑わないようにしてたつもりだったけど、気付いたら自然と笑ってた...

何でだろう...




























遠藤「(小声)豊里君、笑ってる方が素敵だね...」


『え?』


遠藤「あ!ううん!何でもない!」





















そんな他愛もない話をしてる内にあっという間に時間だけが過ぎていった...

気付いたら時刻は夕方の18時。

僕達は一緒に帰る事に。




























遠藤「今日はありがとね!凄く助かりました」


『いえいえ、大した事はしてないよ』


遠藤「何か今日は凄く濃い日だったな!」


『そう?』


遠藤「そうだよ!だっていっぱい豊里君とお話したし!仲良くなった気がする!」


『確かに、いつの間にか敬語じゃなくなったもんね』


遠藤「あ、確かに...嫌だったかな...?」


『いや、むしろ同い年なんだしタメで話すのが普通でしょ』


遠藤「ありがとう!」


『これから宜しくね』


遠藤「こちらこそ!宜しく!」
























遠藤さんといると自分が素でいられる...

遠藤さんになら僕の秘密、明かしても良いかな...























男主side out...


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