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□傭兵と祈祷師
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「ん、あぁッ…なわぶさん、まって!」
「無理。何回でもイっていいから」



着ていた服は全て脱がせ、綺麗な肌が月明かりに反射してさらに際立つ
先程から指を入れ動かしているがどこも良い反応をする
本人は声を抑えているつもりだろうが、我慢しきれてない
その声を聞く度に俺自身が興奮しているのがよく分かる



「なぁ、どこが気持ちいい?」
「ッ、ぜんぶ、きもちいいっ」



そんな可愛い事を言うから再びズボンの中がキツくなる
愛撫やらなんやらで焦らしていると、早くと言うように腰を擦り付けてきた
その仕草にも反応する俺自身



「俺も余裕ねーから…痛かったら言えよ」



こくん、と頷き俺が脱ぐのを手伝ってくれる
つい先程出したばかりなのに変わらず硬いままだった
充分濡れているソコにあてがい、ゆっくり腰をすすめる



「……っあぁ、ん」
「ん、しがみついとけ」



薬のおかげか、アオイは挿れただけで達したようだ



「まって、まだイったばっかりで……」
「無理」



涙目で睨んでいるつもりだろうが、そんなの今の俺にとって唆るだけ
突くたびに声をあげるアオイ
薬のせいか元々なのかそんな姿が愛おしく感じる



「アオイ、すっげー可愛い」



できるだけ優しく抱きかかえ頭を撫でる
応えるように俺の背中に腕を回した



「あはは、汗かいてる」
「…うるせー、余裕ねぇんだって」



意地悪そうに笑う顔
再び動きを早めるとすぐに女の顔になる
そんなよがる姿に、俺は一晩中興奮する他なかった














「ん…ぅ」


窓の外で朝の訪れを知らせる鳥の声
重たい瞼を開けると目の前にナワーブさんの顔があった
すやすやと気持ちよさそうに眠っている



(髪おろしてるの、初めて見たかも)



さら、と触れるとくすぐったかったのか寝返りを打った
お互いシャツと下着だけ身につけた状態で、私の着物は丁寧に畳まれている

なにぶん寝た記憶がない
多分昨日あのまま意識飛ばしたから、彼のシャツを着せてくれたんだろう
覚えている限りの事が脳内で再生され思わず顔が熱を持つ



「…アオイ」



私の気配を察知してか、もぞりと動くナワーブさん
目が合うと微笑んでくれた



「おはようございます」
「んーおはよ。身体大丈夫か?」
「まぁ…なんとか。もう薬も抜けたみたいだし。ナワーブさんは?」
「俺も大丈夫、まだ眠い」



そのままがっちりした腕で私の身体を引き寄せる
温かくて心地よい感触に、私もそのまま目を閉じた
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