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□探鉱者と祈祷師
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「へぇ、祈祷師ねぇ」


天気のいい午後、庭で休んでいるとジャックがやってきた


「貴方はまだ会ってないんですよね。中々厄介ですよ、あの能力は」
「ふぅん」


話を聞くと、どうやら我々をスタンさせるのが得意なチェイス要員らしい
まだ会ってはないが、今日もルキノが祈祷師に固執し完全敗北したそうだ


「まぁ、ルキノの場合は新しいサバイバーに関心があってあまり勝敗に興味がなさそうですが」
「彼はそういうヤツだからね…次からはちゃんとするんじゃない?」
「貴方も今日の試合でマッチングするのでは?楽しみですね、ジョセフ」


名前を呼ばれ、手元のカードをテーブルに置く


「俺なら写真世界で即吊るよ。君みたいに優鬼なんてしないから」
「ヘアア……耳が痛い」


薔薇の香りのする紅茶を飲む
リッパーは正面で足を組んでいる


(祈祷師か…楽しみだな)


サバイバーの苦しむ顔がたまらなく好きだ
これを言うと、大体引かれるが性分だから仕方ない


「さ、そろそろ協力狩りの時間だ。噂の祈祷師に会えるのを願うよ」


ジャックが来たということは、一緒に試合という事だ
優鬼はしない、と念押しし待機部屋へ向かった
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