7冊目
□223歩目。
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気を失ったユウキのモンスターボールからエーフィ、サーナイトが飛び出してサイコキネシスで主人を守ろうと攻撃をしたがそれは想定内だったらしく、男がエーフィとサーナイトに例の首輪を放った。
すると二人は技が使えなくなり、男の出したオーロンゲが一方的に攻撃を仕掛け、二人を傷つけた。
『フィー!!』
『サナァ!!』
「ふん。戻れ、オーロンゲ。」
効果抜群悪タイプポケモンの地獄突きによるダメージを喰らい、エーフィたちは苦しそうに呻いた。
「あーあー、こんな主人を守るために傷つくなんてねえ。」
ユキノシタはそう言い、傷ついた二人を会議室の椅子を入れてある倉庫に閉じ込めた。
「これで良し、どうせ捨て置けばこのまま野垂れ死ぬでしょうよ。」
ユキノシタを一瞥することもなく男はポーターの制服へと着替え、ユウキの体に白い布を被せ、遺体のように偽装し、霊安室へ運んだ。
暗い部屋でユウキの体に布を掛けたせいで男とユキノシタはユウキのベルトからネイティのモンスターボールが落ちたのに気が付いていない。
霊安室へとユウキを運んだ後男は遺体を寝かすベッドを動かすとその下からは地下へと続くドアを開けた。
すると地下通路が広がっており、その通路を進んでいくと病院の地下駐車場へとたどり着いた。黒塗りの車のトランクにユウキを乗せ走り出した。
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