オレンジ色の旅日記
□1歩目。
1ページ/1ページ
僕はマサラタウンのシゲル。ポケモントレーナーからポケモン研究者になるため今はシンオウ地方のナナカマド博士の研究所で修行をしている。
取りかかっている研究がようやく一段落ついたある日、僕はナナカマド博士に呼ばれた。
「ナナカマド博士、何のご用でしょうか?」
「ああ、シゲル。オーキド博士から連絡があってな、君に頼みたいことがあるんだそうだ。」
「オーキド博士が?」
僕の祖父であるオーキド博士から連絡があったと聞かされ、僕はナナカマド博士に一礼してからすぐにオーキド博士と連絡を取り合った。
「おお、シゲル。元気にしておったか?」
「オーキド博士、お久しぶりです。お元気そうで何より。」
「ありがとうシゲル、お前の優秀さはナナカマド博士にも聞かされておるよ。それでのう、今取りかかっておる研究が一段落ついたらユウザキ島のユウヒガシティに向かってはくれんかのう?」
「ユウザキ島のユウヒガシティに?」
「お前は知らんかもしれんがユウザキ島のユウヒガシティはカントーとジョウトの境目にある孤島の島でのう。そこにはとても優秀なユウイチ博士が居るんじゃよ。まだ若いのに考えさせられる発表を次々しておる博士なのじゃ。研究者としてもシゲルの刺激にもなってくれると思うし、訪ねてくれんかのう?」
ユウザキ島のユウヒガシティ…名前だけは聞いたことがある。とても夕日が美しい街だと言うのが名前の由来だと…それにまだ若い博士か…気になる。僕は二つ返事でオーキド博士にユウザキ島へ行きたい旨を伝えた。
「うむ、ナナカマド博士には儂からも頼んでおく、ユウザキ島へはカントーへ戻ってきてから行くがいいぞ。」
「はい!ありがとうございます!」
ユウザキ島のユウヒガシティのユウイチ博士…どんな方なんだろう。今から楽しみだ…
・