7冊目

□224歩目。
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「…それだけで私が嘘をついているという証拠にはなりませんよ、シゲルさん。」

「……………」


『トゥー!』


僕たちの目の前に現れたネイティは一目見ても美しい、ユウキのネイティであることがわかった。ユキノシタさんはネイティに対して何処から迷い込んできたの?と尋ねるがネイティはユキノシタさんの手をつついた。


「いった!!何すんのよこのネイティ!!」

「ネイティ!」

『トゥー!トゥー!』

「キミはユウキのネイティだね!」

『トゥ!!』


僕がそう尋ねるとネイティが力強く頷いた。ユキノシタさんがネイティに対して何か言っているが僕はもうその言葉が耳に入って来なくなっていた。


「ちょっと!!このネイティ何なの!?躾がなってないわね!!」

「ネイティ!ユウキに何かあったんだね!?」

『トゥ!!』




僕の肩に乗り翼である方向を指さしている。僕は彼女を乗せたまま病院内を走り出した。




































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