オレンジ色の旅日記
□3歩目。
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ユウキの作ってくれたカレーはかなり美味しいと感じた。食べ終わった後、食器をさっと片づける姿を眺め、結構家庭的なんだな、と思っているとユウジロウさんがシゲルー、一緒に風呂入ろうぜー!と後ろから抱きついてくる。
「コラユウジロウ、シゲルくんだって長旅で疲れたんだからゆっくりお風呂に入らせてあげなよ。」
「えー、いいじゃん、兄貴。シゲル弟みたいで可愛いし。」
「そりゃ確かに可愛いけど…お風呂はゆっくり入りたいだろうよ、ユウジロウと入ったら逆に疲れるよ。」
「ブー。最近ユウキも一緒に入ってくんねぇしー、ユウジロウ兄ちゃん寂しいんだけどー。」
「もう10歳にもなったのに兄さんたちとお風呂なんて嫌だってーの。」
「ははは…」
その様子を遠くの草むらから覗く怪しい人影が二つ。
「天才ポケモンブリーダーかぁ。」
「あのエーフィ、なんて綺麗なんだろうね…!ボスに献上すれば喜ばれること間違いなし!」
「でもジムリーダーの兄貴に…ああ!オーキド博士の孫のジャリボーイが居るぞ!」
「何言ってんの!アタシたちはロケット団の中でもエリートでしょ!作戦考えんのよ!!」
金髪の髪を二つに束ねた女性、ヤマトと緑色の髪を真ん中分けにした男性、コサンz…「コサブロウだ!!」…もとい、コサブロウが話し合いをしていた。コサブロウが突然名前のツッコミをしたことでヤマトは頭おかしくなったのアンタ…とドン引きしている。
「ちくしょうナレーションのせいだナレーションの!!」
「メタイわねアンタ…ついでに言えばこれ、二次創作だからいつものナレーションとは違うからね、わかってんの?」
「ヤマトも大概メタイぞ…」
「まぁいいわ、そんなことよりあのエーフィと天才ポケモンブリーダー捕獲作戦よ、何か考えなさい。」
「エーフィはエスパータイプだろう?なら俺のグラエナで襲ってサイコパワーを遮断する機械で閉じ込めてだな…」
「ふぅん、なるほどね。それじゃあそれで決まりだね!早速作戦開始!」
「おう!」
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