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□オトナのあいのかたち2
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風邪2/N.O
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急いで仕事を終わらせて

大野さんとふたり、高熱のめいちゃんの為に

買い物カゴ持って、店で色々と買い漁った。




和「とりあえず冷却シートとスポーツドリンクでしょ?」

智「この2リットルのやつにする?たくさん飲ませた方がいいんだよね」

和「うん、それ入れて。あとは・・・俺らメシ作れないからこれも」

智「ああ、お粥はいるね。ゼリーも買っとく?」

和「そうしよ、・・・3つで足りる?」

智「そんなすぐ腐らないよね、いっぱい買っとこう」




買い物した後レジを閉めて

ソファで眠るめいちゃんに近付くと

まだまだ顔が赤くて、可哀想で思わずおでこを撫でた。




智「・・・おーい、起きれる?」

「・・・あ、すみません。寝てしまってました・・・」

和「家、忘年会の時に送ったあそこでいいんだよね?」

「はい・・・」

智「じゃあニノの車、行こっか」




めいちゃんの荷物を持って運転席に乗り込むと

大野さんに手を引かれためいちゃんが

申し訳なさそうに後部座席に座った。




「・・・すみません、送ってもらっちゃって」

和「んなこと気にしなくていいから。家着くまで寝ときなさいよ」




ルームミラーでめいちゃんに目を向けると

ペコッとお辞儀したあと、ゆっくり瞼を閉じた。





和「・・・到着。大野さん起こして」

智「おーい、家着いたよ」

「・・・あ、ありがとうございます」

和「歩ける?おんぶする?」

「おんぶは・・・大丈夫です(笑)」




車を降りためいちゃんはやっぱりまだフラフラで

俺が鍵を受け取って、アパートのドアを開けた。
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