middle

□虹の花/1 *satoshi*
3ページ/14ページ


海の目の前のバス停で降りて

キラキラ眩しい海へと歩いてく。





よいしょ、と定位置に座って

スケッチブックを広げたら

耳に心地良い波の音を聴きながら

どこまでも続く広い海を描いてく。





この海の所為でこの町から離れられねんだよなぁ・・・。




ストレスも、ここでこうして絵を描けば

程よく発散された。









智「あちぃな・・・」



タオルで額の汗を拭きながら腕時計に目をやると

もう昼の12時を過ぎていた。




智「・・・腹減った」




今日は昼飯どうすっかな?

なんて考えてると





「よかったら一緒に食べませんか」





ツバの広い麦わら帽子を被った女性に

声をかけられた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ