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□黒猫MoonLight/5*satoshi*
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昼休み、いつものように
俺らのクラスにみんなが集まる。
その中に彼女が入ってるのも
いつしか見慣れた光景になっていて。
アハハ!と笑顔を見せる彼女に
クラスの連中も受け入れるかのように
だんだん、ザワつく事もなくなった。
「サトシ、これ」
智「あ、弁当作ってきてくれたの?」
「ありがと」と受け取ると
みんなが一斉に俺を見た。
雅「えー!大ちゃんだけ!?」
「ついでだったから」
潤「ふーん(笑)」
翔「そういう事?(笑)」
智「何が?」
雅「大ちゃんばっかズルイ!めい、明日から俺のも作ってよ!」
「なんでよ。マサキはお弁当持ってきてるじゃん」
雅「俺だってめいの弁当食いたい!」
智「お。卵焼きうめぇ」
雅「大ちゃん、俺にもちょーだい!」
智「ヤダ」
潤「即答(笑)」
珍しく会話に入ってこなかったニノは
捨てられた仔犬みたいな顔して
ずっと彼女を見ていた。