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□黒猫MoonLight/2 *satoshi*
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俺のクラスでみんなで昼飯を食べた日から

家の近い俺と彼女

そして、隣の駅で降りるニノの3人で

自然と一緒に帰るようになった。






和「てかさ、2人はそもそも何で友達になったの?」






いつものように3人での下校中

「ずっと気になってたんだよね」と

ニノが俺らに問いかけた。






智「ウチんちの近くに公園あるじゃん?」

和「あー、あのちっさい公園?」

智「そう。あそこで偶然。ね?」






彼女に同意を求めると

彼女は、ニヤリと不敵に笑った。






「サトシがね、ずーっとあたしのパンツ見てんの」

和「パンツ?(笑)」

智「ちょ、めい!」





彼女の言葉にニノがブハッと吹き出した。





和「そういや前に言ってたね。"パンツなんか見る奴は童貞だって言われた"って(笑)」

「普通さ、経験あったら大して興味ないじゃん、パンツなんか」

和「まぁね?むしろ邪魔なくらいだよね」

智「・・・うるせぇよ。どうせ俺はまだだよ」






そう言って不貞腐れた俺に

彼女が顔を覗き込んで




「なんならサトシの筆下ろし、あたしがしてあげよーか」




子供をからかうように

ふふっと笑った。
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