スチームパンクファンタジー(仮)
□Memoirs 3
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私はあなたのお世話係。
見た目も似ていて、あなたの話をずっと傍で聞けて。
それから私は忙しくなかったから。
あなたが辛い時は背中をさすってあげて、眠れない時は子守唄を歌ってあげた。
そうすれば少しだけ、あなたは柔らかい顔をしたから。
その他にもごはんを運んだり、本をあなたの代わりに図書館から借りてきたりもした。
これが全てあなたの為になってると考えると、それだけで私は満ち足りた気分になった。
………そう、私達の歯車が狂い始める、その時までは。