歌物語
□痛みに寄り添う
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最近、何もかも上手くいかない。
それでも作曲の方だけでも頑張ろうとしても何故かいいフレーズが思いつかない日々が続いている。
「優、少しいい?」
「最近何かあったの?仕事にも影響が出ているけど、そういうのは誰かに相談するとかしないの?」
本当は全て打ち明けたい。でもそうしたら、藍が仕事に集中出来なくなるかもしれない。そんなことを考えていると、
「もしかして、ボクだと頼りない?」
私は思わず
「そんなことない…でもそれだと藍に余計に心配かけちゃうから…」
と言っていた。
「別にそれだけの事で引きずるほど弱くないから。ボクはそういう苦しみは分からないけど慰めることは出来るよ。」
藍はたくさんの感情を知っているわけではない。まだ理解出来ないことも多いはず。本当にいいのかと尋ねると、
「いいよ。それにボクはキミの笑顔がみたいから。」
だから…笑って?と言われると私は何故だか自然に笑顔になっていた。
ラベンダーの意味
癒し 優しさ