歌物語

□まいらすドッキリ大作戦!!
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case2
仕掛け人 真斗 レン

「内容はどうするんだ?」
「俺が考えたのは吹き矢のやつかな。」
「あんなのを…貴様、どういうつもりだ!」
「落ち着けって、ドッキリってのはリアクションが大事なんだから少しくらい痛いのもアリなんだって。」
「仕方ない…ならお前がやれ。」
「わかってるよ。オレもそのつもりだから。」

その日、蘭丸はとある雑誌の撮影をしていた。勿論、スタッフは全員内容を知っている。
そして、様々なポーズを決める蘭丸の後ろ(正確にはスクリーンを隔てた)に2人は待機していた。

「どのタイミングでやるのか?」
「いけると思った所でやるから見てろって。」
そして、レンが吹き矢を吹いた瞬間…
「痛ええええ!!!」
レンは小さくガッツポーズをした。
「早くいかないとランちゃんが可哀想だ。」

「ランちゃん、ドッキリ大成功〜!」
「ふざけんな!こっちがどれほど痛い思いをしたか…」
「黒崎先輩、誠に申し訳ありません!」
「どうせ親父の企みだろ…とりあえずお前は頭を上げろ。」
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