歌物語
□秘める思い
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付き合い始めたぐらいの設定です
いつも真っ直ぐで自分の信念を貫き通すその性格が大好きだ。
ある仕事で出会い、その後曲作りに携わったことがきっかけで付き合い始めた。
だが、付き合ってはいるが恋人らしいことをしたことがあまり無かった。お互い忙しい所為もあるかもしれないけど、そのような勇気が出ないからだと思ってる。
「どうした?食欲ないのか?」
「ううん、少し考え事をしていて…」
蘭丸は相談に乗ると言ってくれたが、こんなことを言うのはとても恥ずかしい。どうすればいいか分からず黙っていた。
夕食後、急に後ろから抱きつかれた。
「俺のこと信用してないのか…?あんな態度をとられるとどうすればいいか分からなくなる」
「違うの!ただ…私達、まだ恋人らしいことしてないなって…思って…」
言っていくにつれ、声が小さくなっていった。恥ずかしくなって下を向いていると、顔を上げられた。
「本当は俺だって優にふれたいと思ってる。けど、もしかしたら嫌がられるかもと思って躊躇してた」
「私は…嫌じゃない」
「本当に…いいのか?」
うんと頷くと、唇にキスされた。最初は触れるだけだったが、段々と深くなっていった。
「んっ…もっと…」
「いいぜ、いくらでもしてやるよ…」
そう言う蘭丸はいつもと違った感じがした。
こんな時間がずっと続けばいいと思いながら私は身を委ねた。
ワインレッドの意味
愛の象徴 華やかさ プライド