Candy
□Candy7
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うぅ…眠い…
魔女め…
あのあとなかなか寝付けなかったおかげで気だるい朝を向かえて学校へと向かう
「おっはよー!」
「おはようございます」
気だるい背中に二人仲良く声をかけてきたのはサナとダヒョンのカップルだ
「…おはよ」
「どうしたん?眠そうやな…はっ…!」
「オンニ?」
心配そうに話しかけてきたと思ったらしまったというような顔で固まるサナに私とダヒョンは頭に?を浮かべる
「どうしたの?」
「や、あはは…お、お疲れ様…///」
お疲れ様?
私が夜遅くまで勉強したとでも思ったのか…それにしては挙動不審だ
「…お疲れ様って何のこと?」
「いや、ごめん…サナ達昨日見てもうてん」
「あ、そうでしたね!ジヒョオンニが恋人さんと歩いてるとこ見たんです!」
あぁ…そういえば魔女がデートしてたんだっけ…
昨日サナと見た光景を思い出し、ダヒョンに対する罪悪感がチクリと胸を刺す、だけど先程のサナの言葉に繋がらない…
…ん?
「そっか…ジヒョちゃんは大人になっちゃったか…」
「オンニ…?」
なっ…!もしかしてこのバカ!///
「ちがっ…!何にもしてないよ!///」
「へ?」
「ただたんに夜更かしして寝不足なだけ!//」
朝からなんて勘違いしてるのよ…!
それにあれは魔女であって私はサナが…
「な、なんや…サナはてっきり…あはは///」
「…あ///」
サナと私の態度にダヒョンも気付いたのか顔を赤らめる
「ほ、ほら…教室行くよ!」
「は〜い、ダヒョナ〜またね〜」
「は、はい…//」
サナを連れて教室に向かう、ついでに赤面して固まるダヒョンに喝をいれる
「ダヒョンも!早く行きなさい!」
「は、はい!」
すっかり眠気が飛んだ私は微笑みながら歩くサナを見つめる
「?…はよ教室行こ〜!」
「…うん」
いつか私のものになればいいな…なんてキャンディを手にいれる前からの変わらぬ想いが今も私のなかで渦巻いている
次はいつ使おうかな…
to be continued…
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