短編2

□知らない自分
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ジョンヨン「んん……」





あれ…私の…部屋?





ジョンヨン「う…」





気分悪い…昨日の飲み会どうなったんだっけ…






私は洗面所に向かいながら昨日のサークルの飲み会の記憶を掘り起こす





ジョンヨン「あーダメだ…なんにも思い出せない…」





まぁ自分の家に帰ってきてるし服も昨日のまんまだし、何かあったわけではなさそうだな…





ジョンヨン「とりあえずお風呂入ろ…」





今日が休みでよかった…





そう思いながらふと洗面所の鏡を見ると





ジョンヨン「あれ…ここ」





首筋に虫に刺されたような赤い跡があった





ジョンヨン「…これ」





その跡をなぞったときに昨日の記憶が突然頭に流れた






ジョンヨン「そうだ…昨日…あの子に…」












ジョンヨン『はぁ…』





そうだ…昨日は新歓コンパで…





女子の入会が多かったからやけに男どもが張り切ってたのおぼえてる





男『ジョンヨンも飲みなよ!』





ジョンヨン『あぁ、うん』





いつも絡んでくるやつ、下心を隠す努力をしないからほんとに嫌いだ





しかし、最初らへんの記憶は曖昧だな…





男『じゃあみんな自己紹介しようか!』





あぁ…そうだ自己紹介したした…





ジョンヨン『ユ・ジョンヨンです、よろしく』





ふ…我ながらつまんない自己紹介だな






かなりの人数いたはずだけどほとんどの子の自己紹介はおぼえてないな





でもはっきりとおぼえてる子が一人だけいる





チェヨン『ソン・チェヨンです』





可愛らしい顔をした金髪の彼女…












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