短編1
□霧のように
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あれ……ここは…?
サナ「ダヒョンちゃんおきた?」
サナオンニ…?
サナ「どうしたん?寝ぼけてるやん、しゃきっとしいや!」
ごめんなさい…
サナ「ほら、はよ準備して行くで!」
どこに?
サナ「まだ寝ぼけとん?デートやんデート!」
デート!?なんで!?
だってサナオンニは…
サナ「彼女とデートいくんがそんなおかしいん?」
そうだ…私はサナオンニと…
サナ「楽しかったなぁ!」
はい!……夜ご飯はどうするんですか?
サナ「エエとこ予約してんねん!行こ!」
サナ「じゃーん!」
ここは…
あぁ…やめて
サナ「ダヒョンちゃん…」
霧のようにオンニの姿が霞んでいき、あの日の光景が広がっていく
サナ『え?』
ダヒョン『突然こんなこと言ってすみません…でも本気なんです!』
いや…
ダヒョン『本気でオンニが好きなんです!』
サナ『……ダヒョナ………ごめん』
っ!……
サナ『ダヒョナのことそんな風に見たことないから…やからごめん…』
辛そうで…それでも傷つけまいと優しく話すオンニの声が離れない…
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